「カフェ経営を始めたいのですが難しいと聞きます。」
「カフェ経営で成功したいのですがどうすればいいですか?」
MARQUE
まず最初にお伝えすることとして、カフェ経営は簡単です。
ただしカフェ経営が難しいなら勉強しないと1年以内に潰れます。
カフェ経営を始めようとする女性に、なぜカフェ経営なのか?という質問をすると「コーヒーが好きだから」「カフェの雰囲気が好きだから」という答えが返ってきます。
こういう女性にとっては、カフェ経営は死ぬほど難しいです。
なぜ死ぬほど難しいのかというと、そもそも飲食は儲からないビジネスだからです。
カフェ経営は簡単
ビジネスやマーケティングを理解している女性にとって、カフェ経営は簡単です。
しかし、そういう女性は飲食が儲からないビジネスであることを知っています。
儲かるビジネスと儲からないビジネスであれば、儲かるビジネスをしたいですよね?
ですから、ビジネスやマーケティングを理解している女性はカフェ経営を選択しません。
好きを仕事にすることに反対する人は多いですが、好きを仕事にすることは素晴らしいですし、私自身は好きを仕事にする女性のことを応援したいと考えています。
なぜなら、一度きりの人生、好きを仕事にしたい気持ちは凄くよく分かるからです。
ただ、一方で、カフェ経営はビジネスです。
大前提として考えるべきことは、好きを仕事にするしないにかかわらず、ビジネスに取り組むということは、必ず利益を出す必要があるということです。
ボランティアでカフェ経営をするわけではないので、お金儲けをする必要があるわけで、きっちりお金を儲けていかなければならないのです。
このことをきちんと理解し、踏まえた上でなければ、カフェ経営は失敗します。
特に飲食は、儲からないビジネスの代表格ですから、ビジネスやマーケティングの知識なしに取り組んでしまうと「難しい!」と感じてしまうのは必然です。
もしあなたが、「カフェ経営は難しい!」と感じるのであれば、勉強してください。
「カフェ経営は簡単!」と言える状態でカフェ経営を始められるまで、ビジネスやマーケティングの知識を習得することに時間とお金を割くことをオススメします。
現状、今のあなたには3通りの選択肢があります。
- 夢と希望を持って全力で時間とお金を無駄にする。
- ビジネスやマーケティングの知識を習得。→チャレンジする。
- 儲かるビジネスで事業を1つ完成させる。→チャレンジする。
世の中には、カフェ経営でうまくいっている女性もいます。
そういう女性を見ると、「わたしにもできるかも」と思うかもしれませんが、内情なんて外側からは知り得ないことですから、実際は、火の車かもしれません。
うまくいってそうに見えて、経営難に陥っているカフェは多いです。
現状、今のあなたには3通りの選択肢があると考えますので、1つずつ見ていきます。
夢と希望を持って全力で時間とお金を無駄にする。
カフェ経営を始める多くの女性が選ぶ選択肢です。
本当に悲しいのですが、みんな揃いも揃って時間とお金を無駄にしています。
私がオススメする通りに行動すれば夢と希望を持って全力で時間とお金を無駄にすることにはならないのですが、私がオススメする通りに行動しない場合は当たり前のように多くの女性と同じような、悲しい結果を辿ることになります。
はっきり言って、あなたはとてつもなくラッキーです。
今この瞬間、1つ目の選択肢を消すことができるからです。
さすがに選択肢を3つ用意して、あえてこの1つ目の選択肢を選ぶ女性はいないですよね?
ビジネスやマーケティングの知識を習得。→チャレンジする。
ビジネスやマーケティングの知識を習得してからカフェ経営にチャレンジすれば、カフェ経営を「難しい!」と感じることなく始めることができます。
この段階では、まだ「カフェ経営は簡単!」と言える状態にはならないのですが、とはいえ、知識を習得していれば成功率はグンと高まります。
私がカフェ経営をするのであれば、以下の1~7の流れを踏みます。
- ビジネスの基本を勉強する。
- マーケティングを勉強する。
- カフェマーケティングを勉強する。
- 集客できる仕組みを作る。
- コーヒーの勉強をする。
- 見込み客リストを集め教育する。
- カフェオープンに向けて準備を進める。
夢と希望を持って全力で時間とお金を無駄にする女性は、基本的に5と7の流れしか踏みませんので、どんなに頑張ってもほぼ確実に1年以内に廃業します。
カフェ経営を始める多くの女性がこんな感じですので、夢と希望を持った上で私がお話しする1~7の流れを踏んでいただければ、1年以内に潰さずに済みます。
カフェ経営と検索すると、一番最初に「カフェ経営 資格」と出てくるのですが、カフェ経営に資格は必要か否かを調べる目的での検索結果であればスルーできますが、もし資格さえ取得すればカフェ経営ができると考えての検索結果だとしたら、由々しき事態です。
カフェ開業(カフェ運営)の必須資格や届け出の確認として「カフェ経営 資格」と調べられているのであれば全然OKなのですが、そうでない場合は全く話になりません。
カフェ経営をするのであれば、一にも二にもまずはビジネスの勉強です。
お金儲けの勉強をしないことには話になりません。
どうすれば利益率が高まるか?どうすればLTVが高まるか?どうすればベネフィットを感じるか?どのようなストーリーを作るのが正解か?
ビジネスの基本であるお金儲けの勉強、そしてマーケティングの勉強をしていくことが何よりも重要であることを理解しておくべきです。
どこで勉強すればいいか?については、以下で勉強してください。
上記2つの記事は、どちらもビジネスやマーケティングの本質が学べる記事ですので、まずは上記2つの記事を読み込むことから始めてください。
次に、カフェマーケティングの勉強です。
私のブログにおいては、今後もカフェマーケティングを扱っていく予定なので、私のブログを通じて学ぶことができますし、一番の学びはあなた自身の手と足でつかみ取る情報ですので、そこにも力を入れてください。
私であれば、日本全国のカフェを徹底研究します。
ひたすら研究結果を自作ノートに手書きでメモすることをしていきます。
徹底研究すべき内容は、こんな感じです。
- 長年経営されている日本全国のカフェを研究する。
- 潰れた日本全国のカフェを研究する。
- カフェ経営を予定する土地柄について研究する。
カフェの口コミサイトとカフェのホームページを活用して、調べて出てきた「口コミ」「潰れた理由の情報」「研究結果」を手書きで書いていくという作業をします。
私であればこのような形でノート作りを進めます。
まず、ノートを5冊用意します。
【2冊目】カフェの悪い口コミだけをまとめたノート
【3冊目】カフェが潰れた理由の情報だけをまとめたノート
【4冊目】カフェ経営を予定する土地柄についてまとめたノート
【5冊目】1冊目~4冊目のノートから抽出した研究結果ノート
ノート作りをすることで何が分かるのかというと、消費者の視点が分かります。
あなた個人のカフェに対する感想ではなく、一般消費者全体の視点が見えてきます。
すると、生き残ることができるカフェがどんなカフェなのかが見えてくるのです。
ここまでくれば、あとはコンセプトを頂くだけです。
潰れずに長年経営されているカフェというのは、皆が求めているコンセプトでカフェ経営をされている可能性が極めて高いです。
ビジネスを始める上では、コンセプトがとても重要です。
ネット上にある「カフェ経営を始めよう」的な記事にはコンセプトの重要性について書かれてあることも多いのですが、「コンセプトを決めることが大事です」と書かれてあるだけで、具体的にどのようにコンセプトを決めればいいのかが書かれてありません。
現実問題として、多くの女性が間違ったコンセプトを採用してしまい、一般消費者全体の視点を無視したコンセプトでカフェ経営を始めてしまっています。
その結果が1年以内の廃業なわけですから、まずは、一般消費者全体の視点に沿ったコンセプトを決める必要があります。
現時点で生き残ることができているカフェは、コンセプトが一般消費者全体の視点に沿ったコンセプトであり、コンセプトとして正解を叩き出しています。
コンセプトが間違っていたら、長年カフェ経営をすることはできません。
ですので、コンセプトは自分で考えずに頂いてしまってください。
そしてそのコンセプトで、あなたのカフェを作り上げていきましょう。
さて、カフェ経営は店舗ビジネスです。
店舗ビジネスということは、お客さんに足を運んでもらう必要があります。
「時間単位」「曜日単位」「週単位」「月単位」「季節単位」で、カフェを構えようと考えている土地や土地周辺の情報が必要不可欠です。
「年単位」で見た時に、どのように人を集め、どのように利益を出していくのがベストか?ということも考えていく必要があります。
競争が激しい土地に出店するカフェと競争が全くない土地に出店するカフェでは、戦い方も変わってきますから土地柄の情報収集と研究は必須です。
土地柄を無視すれば、1年以内にカフェを潰すことになります。
次に、集客できる仕組みを作るです。
カフェ経営で成功したいのであれば、「店舗を構えて→さあ、集客しよう!」ではなく「集客できる仕組みを整えて→さあ、店舗を構えよう!」の流れが大事です。
なぜかというと、集客は簡単ではないからです。
多くの女性は「うちのコーヒーは世界一おいしい」「このおいしさなら絶対に売れる」と考えますが、世の中にカフェが1店舗しかなければそれも可能ですが、世の中にカフェは溢れ返っていますので、あなたのカフェを選ぶ理由がありません。
コーヒーがおいしくても、カフェは潰れます。
まずは、あなたが構える店舗に人が集まる導線を引くことが大事です。
次に、コーヒーの勉強をするです。
「コーヒーの勉強をする=提供する商品やサービスに対して詳しくなる」ということで、ようやく商品やサービスの知識・技術を付ける段階に入ります。
この段階に入るまでは、知識・技術は一切いりません。
なぜなら、知識・技術を持っていても何の役にも立たないからです。
コーヒーの知識・技術とカフェ経営の知識・技術は全くの別物です。
このことを理解せずに、カフェ経営を始める女性は沢山います。
結果、失敗して気付きます。
ビジネスを学んでマーケティングを学ばないといけないことに気付くのです。
完全に時間とお金の無駄ですよね。
先にカフェ経営の知識・技術を身に付け、仕組みが完成したのちに、コーヒーの知識・技術を深めていく流れが綺麗な流れになります。
私はこの流れをオススメしますし、オススメするからこそ今まさに解説しています。
次に、見込み客リストを集め教育するです。
リストとは何かというと連絡先のことで、見込み客リストとは、あなたがカフェをオープンした時にカフェに来てくれる可能性が極めて高い人のリストのことです。
事前にお客さんになり得る相手のリストを集め、教育しておくことで、集客で困るという状態を作らずに済むようになります。
ちなみに、教育とは、洗脳のことです。
世界観を伝えたり価値観を伝えることで、カフェに来てカフェを楽しむためのストーリーを事前に見込み客の心と脳に刷り込んでおきます。
最後が、カフェオープンに向けて準備を進めるです。
日本全国のカフェを徹底研究した研究結果に基づいて、カフェをオープンしていきます。
既にあるカフェの良い所をギュッと詰め、悪い所をサッと排除します。
これに加えて、基本的な仕組み化(マニュアル化)ができれば、カフェ経営の成功率をグンと跳ね上げることができますし準備万端と言えます。
儲かるビジネスで事業を1つ完成させる。→チャレンジする。
上記1~7の流れでカフェ経営に取り組めば、カフェ経営はうまくいきます。
ただし、うまくいくと言っても100%ではありません。
あくまでも成功率をグンと跳ね上げるだけです。
なぜなら、カフェ経営を含め、飲食は儲からないビジネスだからです。
儲からないビジネスでも多店舗展開することで儲けることはできますが、カフェ経営をはじめてすぐに多店舗展開というのは現実的ではありません。
なので、100%の成功は約束できません。
よくて、ちょい黒字。
悪くて、とんとんです。
果たしてこれを成功と呼ぶかはあなた次第ですが、上記1~7の流れを踏んでいただければ、大きな失敗は避けることができます。
その上で、「カフェ経営は簡単!」と言える状態でカフェ経営を始めたいのであれば、儲かるビジネスで事業を1つ完成させてからチャレンジするという選択肢が良いです。
私が一番オススメする選択肢がこの選択肢になります。
なぜか?
確実に利益が出るからです。
儲かるビジネスで確実に利益が出ていれば、カフェ経営にチャレンジしたところで、人生に大打撃を与えてしまうような失敗にはなりません。
また、確実に利益が出ているという安心感がカフェ経営の追い風になることもありますから、私としては一番オススメの選択肢だと考えます。
どちらにしろ、まずは勉強です。
勉強しないことには1年以内の廃業は待ったなしですから、まずは勉強して知識を付け、難しいと感じなくなってからカフェ経営を始めてください。
健闘を祈ります。
